2012.08.09

終戦記念日を前にして

67年前
ろくじゅうななねんまえ・・・
広島で身もだえ苦しむ声が消えぬ8月9日
長崎に再び原爆が落とされた
アジアの国々、太平洋の島々では
粗末な武器と、飢えと恐怖と望郷の念とを抱え
戦うことしか選択がなかった若者たちがいた
守るべき命のため
国のため
想像が及ばないことは承知
でも想像し思い続ける
そして自分たちのいまいるところを
眼を開いてじっくり見る
歴史のさなかにいると見えにくいことがある
戦いの前線にいるのと同じ
あまりに明らかなことなのに
意味付けや論理が私たちを巧みに丸めこもうとする
あきらめてはいけない
俯瞰してみよう
明るい未来に舵をとれるのは
ほかならぬ今生きている私たちなのだから