APU立命館アジア太平洋大学にお邪魔し、出口治明学長と直にお話しさせてただく機会をいただきました。
毎日15分刻みでアポが入っているとうくらいご多忙な学長です。
「どうぞ何でも聞いてください。」とにこやかにお迎えくださいました。
さらっと話される明快なお言葉に、非常に刺激を受けました。
「大学は社会の縮図です。多様な人種の中に放り込まれ、共に生活し、摩擦やぶつかり合いの中でもみくちゃにされながら共存する力、ゼロから考える力を身に付けてもらいたいんです。」
ゆっくりとした口調の言葉がひとつひとつこちらの胸に届きます。
諸外国90か国からやってきた国際学生と国内学生の比率が50%。
教員、教授陣も50%が外国人。キャンパスを歩いていても、多様な人種の学生とたくさんすれ違います。
学食のメニューも半分はHALALでびっくり。
生協で売られている食料も多国籍です
基本は英語と日本語ですが、スペイン語や中国語も聞こえます。
強い者、頭の良い者ではなく、環境に適応したものが生き残ってきたというダーウインの進化論を引き合いに、学生にはグローバル化の進んだ多様性の中で生き残る力を身に付けてもらいたいと、大学ではプレゼンテーションやグループディスカッションの授業が多くとられています。また、そのための施設がとても充実しています。
どのような学生に来て欲しいと考えておられるか質問してみました。
大学側が学生を選ぶのは違うと思いますが、学習習慣のついた、興味関心の高い生徒に特に来て欲しいとの事です。
キャンパスを案内してくれたり、時間をとって質疑応答に来てくださった学生たちと話をしてみても、しっかりと自分の頭で考え、説明したり考えを述べる事ができる。
ぜひ、UI生にお勧めしたい大学です。
夏休み中、UIに勉強に来られてたAPU生が、学食で食事中のところ見つけてくれて再会!学長と一緒に写真をとって頂きました。
うれしかったなあ。
学長室の机の上、テーブルや台の上は詰まれた本で覆われていました。一週間に5冊~10冊読書をされるそうです。
ご自身の著書も何十冊も!
どんな時間の過ごし方をされているのかとても気になり、お聞きしましたら、朝6時起床、1時間かけて各社の新聞を読み、読書をし9時前に大学に入る。夕方6時に大学を出たら人と会い会食。9時ごろから原稿を書いたり読書をし、午前1時に就寝だそうです。
イノベーションは既知力×考える力であるから、常に”人、本、旅”から情報や知識を仕入れることが大事だとお話下さり、非常に共感させていただきました。
徳島から、ひとりで車を転がし別府まで長旅でしたが、行って良かった!リーダーとしての考え方や世の中の見方、教育について、たくさんのいい仕入れができました。