鎮守の森の農村舞台、小野さくらの舞台を体験に行ってきました
「魂の器である人形に新しい命が宿ります。」というパンフの言葉通り
森そのものの命の中で、人形に見事に魂を吹き込む人形遣いの凄さに言葉を失うほど感動しました
あの人形にまた会いたいと思います
楡木令子さんの現代アートを舞台美術に
中嶋恵樹さんの音楽
勘緑さんの浄瑠璃人形のコラボレーションによる公演「魂の宿るところ」
写真では到底お伝えすることができません
数年前にカナダ、トロントでみたミュージカルWAR HORSEを思い出しました
この時の馬にも馬使いの人が見事に魂を吹き込んでいて忘れられない作品で
時々、あの馬を思い出していました
徳島の人形浄瑠璃は、このウエストエンド発の世界的なミュージカルにも負けていません
このロケーションが稀有であり、再現できない一期一会のショーを作り上げます
舞台の横は竹藪だったり原生林の山
ここに音楽が響くところを想像してください
絶妙に人形が登場します
人形使いと人形が一体になって溶けあっています
自然や文化は一度壊してしまうと再生するのは非常に難しい
このイベントを企画した神山アーティストインレジデンスの方が始めに話されていました
『またこの山の上に風力発電の風車が立てられようとしています。
徳島には電力は足りていないのでしょうか?余っているのでしょうか?
それはわかりませんが、あの山の上に巨大な風車を建てようとすると
山を削り、道をひき、たくさんのダンプカーが行きかうようになります。
鹿や、イノシシや、サルたちは大丈夫でしょうか?』
山の上にどんどん増えてきた風車を見る度、その下に住んでいる動物や植物の事が心配になります
あの不気味な騒音の中、動物は安らかに眠れているだろうか、と
だから、やっぱり無駄に電気を使ったりしないようにしようって思いました
日本の、そしてすぐ身近にある文化を感じてくれたかな3人さん
神山町のみなさん、ありがとうございました