2011.10.17
英語学習について

勉強法

さて、今週末も大阪にてActive Brain 英単語講座に行ってきました
約20分とか時間を切って40個の単語を覚え
合計120個覚えまして
最後に30分で新たに130語を覚えました
ほとんどの方が8割以上覚えていました
普通、こんなに短時間で単語を覚えられないですよね?
それが覚えるコツと、集中した時間の使い方で覚えられるのです
UIの中学生クラスで使っている指導法Look Upメソッドは
このやり方がふんだんに入っています
最近、ある塾の先生から指導法を相談されて
お伝えしたことに、タイムを計ってレッスンすること


え!それは目からウロコだ、と言われました
その先生の生徒が単語を綴れない原因がわかりました
目標設定もビジョンも見せずにただ単語をかかせていた
単語というよりアルファベットのならびを書かせていた
そもそもアルファベットがあいまいにしか覚えられていない
これでは、貴重な時間がだらだらと過ぎていくばかり
茂木健一郎さんが、ちょうどいいタイミングで
勉強法を連載してくれています
まさに、これ!
これが言いたいのです
長い文ですが、ぜひともご一読ください

勉強が苦手だとか、成績が伸び悩んでいる人たちの中には、勉強法がわからずに苦しんでいる人たちもずいぶんといるのではないかと思います。


以下、小学高学年の子どもでもわかるように、できるわけわかりやすく「勉強法」を解説したいと思います。参考にしてください。


なお、ここで解説する勉強法は、大人になってももちろん活用できます。脳は、「完成型」のない「オープン・エンド」。意欲さえあれば、何歳になっても新たな学びを積み重ねることができるのです。


4、時間を自分の味方にしよう


 さて、そろそろ、「勉強法」においてもっとも大切なこと、「時間」の使い方について学んでいきましょう。


 受験生にとって、「時間」はもっとも貴重なものです。誰でも時間は平等に一日二十四時間与えられているはずです。それなのに、なぜかその使い方がうまい人と下手な人がいて、長い目で見ると大きな差がついていってしまうのです。


 「時間」を制するものが、受験を制す、と言っても良いでしょう。そして、時間を「味方」にするためには、前回勉強した、「自分で自分にプレッシャーをかける」やり方を貫く必要があります。


 制限時間内で問題を解く、あるいは、できるだけ早く計算を終わらせる。これは、プレッシャーをかける方法としては最高のものです。同じ問題を解くのでも、だらだらとゆっくりやるのと、必死になって素早く解くのでは、脳に与える刺激、解けた時の喜びが変わってきます。


 同じ問題でも、「制限時間」をあらかじめ決めておくことで、脳へのプレッシャーを調整することができる。勉強をする上で、「時間」を制限して、その中で問題を解こうとすることは、もっとも有効なプレッシャーの調節法となります。


 実際、勉強が苦手な子は、時間の使い方がルーズなことが多いのです。私自身、学生時代は家庭教師をしたり、塾で教えたりしてアルバイトをしていましたが、勉強が苦手な子は、だらだらと勉強を始めて、だらだらと続けることが多かったように思います。


 逆に、「時間」の使い方さえ身につければ、一気に勉強のやり方がうまくなって、成績もぐんと伸びる。そんなケースを、たくさん見てきました。


 「勉強」というものを、一つの「競技」、ないしは「ゲーム」として見た時に、時間を一切気にしないというのは、なんだかおかしいと思いませんか? たとえば、オリンピックの100メートル走は、スタートからゴールまで成るべく短い時間で行く、というルールだから面白い。ボルト選手の、9秒58という世界新記録が素晴らしかったのも、「できるだけ短い時間で走り抜ける」という競技のルールがあればこそです。


 もし、100メートル走が、「何秒かかっても、何分かかってもいいから、スタートラインからゴールまで、適当に走っていく」という競技だったらどうでしょう? 何を目標にしてトレーニングしたらいいのかわからず、だれてしまいます。そんな競技を見たいという人もいなくなってしまうでしょう。


 「制限時間」があってこそ、100メートル走は意味がある。勉強も同じことです。制限時間を設けてこそ、勉強という「ゲーム」の意味が生まれます。もっとも肝心なこと。本番の受験には、必ず「制限時間」があるのです。


 このように、勉強を考える上で時間はとても大切なのに、勉強机の回りに時間を図れる時計を置いているという人は案外少ないのです。ある時、大学へのすぐれた進学実績で知られるある高校を訪問した時にも、「タイマーを勉強机のまわりに置いている人?」と聞いたら、全学年で数人しかいませんでした。


 ストップ・ウォッチを持たずに、100メートル走の練習をしても意味がないですよね。勉強も同じことです。


 まずは、勉強机の上に、簡単なタイマーを一つ用意しましょう。何秒経ったか時間を測れる「ストップ・ウォッチ」機能や、設定時間が経ったらブザーが鳴る「タイマー」機能を持ったものを、今では簡単に手に入れられます。100円ショップにも売っているかもしれません。そんなタイマーを一つ用意して、さあ、これから、時間の活用法を勉強していきましょう。
茂木健一郎 クオリア日記より転載