2月14日大阪にて英語シンポジウムがあり参加して参りました
文部科学省大臣官房審議官、英語検定協会教育理事部長
早稲田大、上智大の教授、他
日本の教育改革に関わっておられる著名な先生方の講演とディスカッションでした
”教育が変わる”とよく耳にしますが
どうかわるのか
どう変えようとしているのか
ざっくりとご報告いたしますね
PISAなどの調査によれば、我が国のこどもたち(高1)の学力はトップレベルを回復したものの、
学習への動機、実社会との関連、自己肯定感に課題がある。学力はトップ、しかし英語は最低となっている。
【育成すべき資質・能力の3つの柱】
1.どのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか
▲主体的・多様的・協働性・学びに向かう力・人間性など
2.なにを知っているか、何ができるか
▲個別の知識・技能
3.知っていること、できることをどう使うか
▲思考力、判断力、表現力
「真の学ぶ力」を育成するための、高大接続改革を推し進めると同時に、
小・中・高等学校を通じた英語教育の強化を行うということです
その最終目標は!
相手の意図や考えを的確に理解し、自らの考えに理由や根拠を付け加えて論理的に説明したり、議論の中で反論したり相手を説得したりできる。
小・中・高の学校ごとの教育目標を4技能ごとに
国が示す「英語を使って何ができるか」(Can-do)の指標を用いて設定する。
これにより具体的な学習到達目標を設定し、資質、能力に関する達成状況を明確に検証できるようにする。
中学では、他教科での学習内容、学校生活における活動、
地域活動、生徒の体験等と関連付けることで文法訳読に偏ることなく、
互いの考えや気持ちを英語で伝えあう言語活動を中心とする授業を構築することが可能になる。
という感じでございます。
日本の英語教育は、これまで受け身の「リーディング」「リスニング」が中心でしたね
これからは発信するための「スピーキング」「ライティング」に力をいれていくということです。
要するに、英語を4技能で伸ばそうという流れが始まりました。
大学受験も4技能がテストされるようになります。
そして英検も今年度から5級からスピーキングが導入されました
マークシートだった筆記試験に2級からはライティングも加わりました。
いま、英語教育は4技能を伸ばすことに舵を切りました。
これはとてもとても喜ばしいことです。