ユタ州は州予算の7割を教育に充てている教育熱心な州として知られています。
高校卒業率、大学進学率は全米1位、2位を争っているんですね。
そんな中でも選りすぐりの学校を訪問させていただく機会に恵まれました。
Waterford School
http://waterfordschool.org/
選りすぐりですから
公園ではありません(笑)
校庭です
駐車場から校舎に向かって歩くとこんな景色で~
登校風景
小、中学生のクラスを見学させていただきましたが
生徒たちが、肩の力を抜いて真剣な態度で熱心に取り組んでいるのを見ても
スクールの理念、Visionが授業に反映されているのを感じました。
これは物理の授業、ソーラーパワーの実験中
犬を連れている生徒、ギターを首にかけている生徒がいて
形を大事にする日本では、ありえないなと思うのだけど
生徒たちの態度はいたって真面目で自律的に学んでいる印象でした。
どんな態度でいるかより、何のためにここにいるかの方が優先されるって感じ。
授業を見ていると、先生と生徒が上下関係と言うより
尊重し合って対等に同じ目標に向かってる感じです。
学び方(教え方)が文化によって違いますね。
日本の生徒は真面目な態度なんだけど、思考が働いていなかったり
問いかけにもなかなか答えないし、自ら意見を言う場面は少ないように思います。
何のために勉強しているのか、ヴィジョンを考える機会を与えてあげたいな。
ただ、アメリカでもここは選りすぐりの学校ですから(笑)
多くの学校は日本と同じように、いえ、それ以上にたくさんの問題を抱えていることは
みなさん、いろいろなところで耳にされていることでしょう。
こんな科学の教室だったら、入ったとたんワクワクして授業も楽しそうですね。
小学部、廊下には学習したことがたくさん貼りだされています。
ライティングの活動は大事にされているようです。
ジャーナルを貼りだしていました。
7歳の生徒さんの自己紹介、かわいいですね~
UIでもこの年齢の生徒たちがちょうど同じような自己紹介を練習していますね
「一緒だ^^」と嬉しくなりました。
校内でBOOK SALEが行われていました
みんな本が好きなんですね
日本から同行したみなさんと、Waterford SchoolのDirectorや先生たちから説明をお聞きしました
学校の理念を語りながら、スクールディレクターもとても誇らし気です。
この学校の面白いところは、オーナーも校長もいなくて
14人の委員(弁護士、大学教授、保護者、リタイアした人など)で運営されている非営利の学校なのです。
利益がでれば敷地を拡げ、校舎を増設し、教材を充実させてこれまで発展させてきました。
キャンパス内での勉強にとどまらず世界中に目を向けること。
生徒たちは、学ぶこと以上に、どう学ぶのかを学び
生涯を通じて学ぶ方法を見出す力を育てています。
一人一人の中の知性と芸術性を引き出し、
新しい教育技術、情熱をもって生徒と全指導者、職員が一体となって共に経験を積む。
1981年に新しい教育のヴィジョンをもった二人がニューヨークからやってきました。
Nancy&Dustin Heuston、創設者です。
素晴らしいところには情熱を持った”人”がいて
それに共感して引き継ぐ”人たち”がいて
素晴らしいヴィジョンを掲げていて
ヴィジョンにそった戦略と実践が行われている
大いにいい刺激を受けた訪問でした
夜は案内をしてくださったこちらの小学校の先生のご自宅に食事にお招きいただきました。
ユタの名物料理、funeral potatoes=お葬式のポテト
モルモン教のお葬式の後、参列者にふるまわれるお決まりのお料理なんですって。
サラダとグリルチキンと一緒にいただきました。
デザートはアメリカサイズのチョコレートケーキ!
甘さもアメリカ級です。
とても暖かく気さくに迎えてくださり素敵な時間を過ごさせていただきました。